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レパードS “乗り手”の差が明暗…上位3頭は上手さが光った


馬にとっては厳しい連日の猛暑。各競馬場の様子を観ていても、炎天下のパドックや照り返しがキツイ芝や熱くなったダートでの返し馬など、競走馬は大変だなと思います。

厩舎スタッフが飼料やサプリなどで体調を管理し、夏バテ予防に様々な努力をしているので大丈夫でしょうが、やはりここまで危険な暑さが続くようになると、全ての馬が無事に夏を越せるよう願わずにはいられません。


真夏の新潟、先週は3歳馬によるダートのG3レース、第11回レパードステークスが行われました。

優勝は10番人気ハヤヤッコ。これは随分と人気を落としていたものです。
スタートし、前に出していったものの周りのペースが速く、1コーナー通過するあたりではかなり後方からの追走になってしまいました。

このコースは比較的、前めの位置にいる方が成績が良いためか5~6頭が先行争いをし、そうなれば当然流れは速くなり、前半の半マイルは47.1秒。そして1ハロン挟んで後半の半マイルが51.2秒。これだけ見てもいかに前半が速く、きつい流れだったかがわかります。

その中で鞍上の田辺騎手は3コーナー過ぎから進出。
ここで馬群の中に入っていくのではなく、外目を選んで走らせたのは、おそらくこのハイペースにより前にいた馬たちがバテて後ろに下がってくることを見越していたからでしょう。

馬群の中で進路を失った有力馬も居た中、この馬はゴール寸前でクビ差抜け出し、見事重賞初勝利を果たしました。

流れが向いたのは勝利の大きな要因ですが、そういう流れを生かして“ものにする”のは鞍上の技術です。臨機応変に立ち回り、馬の力を発揮させる騎乗をした田辺騎手は重賞騎乗機会4連続勝利。ジョッキーとして充実期に入っているようです。


2着に1番人気デルマルーヴル
鞍上の吉田隼騎手は前半、中団のインにつけて追走、直線では一度先頭に立ちましたが最後に差されてしまいました。流れが速い中、それに合わせるように仕掛けていった分だけ、最後の脚が甘くなったのでしょう。とはいえ、さすがダート重賞でずっと安定して上位にきている馬だけあって、安心して観ていられる走りをしてくれました。


騎乗も良かったと思います。流れに乗るレース運びをするのは、とても大事なこと。
今回は勝ち馬に向いた展開となりましたが、吉田隼騎手も1番人気馬の鞍上としては問題なく騎乗していたし、応援していたファンも納得できる内容だったのでは。


3着は11番人気トイガー
宮崎騎手は中団の内々をロスなく運び、上手いレースをしました。勝負所で外を回った他馬に比べて、アドバンテージを稼げた点は恵まれたところもあります。

とは言っても、今回も544キロのパワフルな馬体で見ごたえある走りをし、直線でもしぶとく脚を伸ばして3着好走。

この馬は良馬場でのレースで成績が良く、目立った成績ではないものの安定感も出てきました。この先もちょっと注目してみましょう。



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