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共同通信杯 負けた2・3着も評価はそう下がりません


先週は東京競馬場でクラシックへの登竜門、G3第53回共同通信杯が行われました。

出走頭数が7頭と少々寂しく感じるものの、昨年の最優秀2歳牡馬アドマイヤマーズが登場し、多くのファンや関係者の熱い視線がこのレースに注がれました。

デビュー戦からG2デイリー杯2歳S、そして年末のG1朝日杯FSを無傷の4連勝で制した大器です。これまで1600M戦しか経験がなく200M距離が伸びて初めての1800Mになりますが、全く問題はないと今回も高く評価され当日は当然1番人気。単勝1.7倍の圧倒的な人気
を背負い、いざスタートが切られました。

好スタートから先手を奪って逃げる形でレースが始まりましたが、今回はパドックの時点から前走よりも気合が乗っていて、返し馬でもハミを取っての力強い走りに鞍上のM.デムーロ騎手が奮闘する場面が見られたように、多少のイレ込みがあったのでしょう。行きたがる馬を無理に抑えつけて人馬がケンカしてしまうよりも、気分良く行かせた(逃げる)方が得策と考えてあの位置でのレース運びになったのだと思います。

1000M通過61.5秒のスローペースで進めて、逃げ方としてはとても上手くいきました。最後は勝ち馬にあっさり差されて1馬身1/4差つけられて2着に敗れてしまいましたが、この馬自身はバテることなく直線も上がり33.5秒の脚を使ってしっかり伸びてきて、3着馬には4馬身もの差をつけているのだから、やはり強さはかなりのもの。
今回は勝った馬を褒めるべきで、この馬に対する評価を下げる内容ではありません。

これからも人気を集めるでしょうが、期待に応えるレースをしてくれると思います。

優勝は3番人気ダノンキングリー
10月のデビュー戦勝利から2か月おきにレースに出走し、この無理のない間隔での調整が上手くいったのか馬も好調そのもの、3連勝で初重賞制覇を果たしました。

スタートから1枠1番の最内枠を利してアドマイヤマーズを見ながらの追走。ぴったりとマークして虎視眈々といった感じでしたね。終始、馬の手応えが抜群だったので戸崎騎手としてもラクに競馬ができたことでしょう。

頭数が少ないうえ、この頭数のわりに縦長の展開になったおかげで、内ラチ沿いギリギリで進んでいても他馬に揉まれたり絡まれたりされずに済み、馬も伸び伸びとリラックスして走ることができました。直線では空いた内を鋭く伸びて完勝。上がり32.9秒はレース史上最速のようで、そんな脚を使われたら仕方がありません。この差し脚は脅威、次走も楽しみです。


3着に4番人気クラージュゲリエ
遅いペースにもかかわらず武騎手は長手綱でハミを抜いて、馬にプレッシャーがかからない乗り方をしていました。武騎手は他のレースでも比較的、道中はこのような乗り方をします。馬に負担をかけないという点でとても良い乗り方だと思うし、騎乗における彼の信条みたいなものを感じて、僕は好きです。

中団を追走し、直線でためた脚を使い伸びてきてはいましたが、前とは差が詰まっていかず、1・2着馬との切れ味の差が今回の結果に出ました。ただ、この馬もG3京都2歳Sを制しているとおり力はあります。今年の3歳重賞レースでも目が離せない1頭でしょう。



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