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京成杯 一番目を引いたのは1・2着馬ではなく…


連休最終日の成人の日、中山競馬場では皐月賞と同じコース距離のG3レース、第59回京成杯が行われました。まだ若く幼く、これから心身ともに成長してゆく明け3歳馬たちの戦い。2019年クラシックロードの始まりです。

優勝は4番人気ラストドラフト
昨年大活躍したルメール騎手がデビュー戦からこの馬の手綱をとっていますが、1戦1勝のキャリアからは能力の評価がまだ難しく4番人気に落ち着いたのでしょう。

好スタートからハナを奪う勢いで位置を取り、2番手をキープし追走していました。
若駒に乗るときは馬に余計な負担をかけたくない、無理して精神と身体を壊したくないと、ジョッキーたちはリズム良く走ることや体力温存を心掛けて騎乗するため、当然ペースはスローになりがちです。1000M通過が1分1秒1、それも仕掛けどころになっても他の馬は動かずペースが一向に上がりませんでした。

こうなるといかにも前が有利な流れになって、事実、上位に入線したのは全てが好位をキープした馬でした。

ラストドラフトはこの流れを最大の味方にして楽々と進み、直線に向くと手応えどおりの伸び脚で2着に1馬身1/4差をつけて完勝。
デビュー2戦目ですが鞍上は苦労するような場面もなく、落ち着いて騎乗し馬の力を十分に発揮させることができました。素直で乗りやすそうですね。

この先の不安な点といえば、揉まれたときにどうなるか、でしょう。
デビュー戦は11頭、今回は12頭とレースがしやすい頭数でしか経験がないので、15頭以上の多頭数でタフなレースを要求されたときにも、力を出せるか。もしかしたら難なくクリアするかもしれません。とにかく次走もこの馬には注目しなければなりません。

2着に2番人気ランフォザローゼス
母馬のラストグルーヴは父にディープインパクト、母は女傑エアグルーヴという超良血です。その母とキングカメハメハの間に産まれたランフォザローゼスも超のつく期待馬。

レースは勝ち馬をマークするような形で進め、この馬も流れを味方につけて好走しました。
鞍上のマーフィー騎手もペースが遅いのはわかっていたはずで、自分の前に上位人気の1頭、しかも鞍上は昨年のリーディングジョッキーであるルメール騎手がいるのだから、この後ろにつけてレースを進めれば上手くいくと考えて乗っていたのではないでしょうか。


この京成杯で個人的に最も目を引いたのは3着の7番人気ヒンドゥタイムズですね。
2枠2番の内枠なりにインをキープしつつ、キャリア1戦の馬ながら中団で追走し、直線では内側の厳しいところを抜けてきています。勝負根性があります。

出脚があまり速くないらしいのでポジションは仕方ありませんが、ペースが合えば重賞を勝てる器だと感じました。鞍上の中谷騎手は素質馬を好走させる騎乗が多々あり、ただその馬が昇級して大きなレースに出走するようになると上位の騎手に乗り替わることも少なくなく、本人も乗り替わりに納得はしているかもしれませんが、やはり1人の騎手として大きな舞台で腕を振るいたい、馬の力を引き出す騎乗をしてみたいでしょう。クラシック戦線を賑わすコンビになれるといいなと思います。



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