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JBCクラシック 日本人ジョッキーの意地を見ました!


日本各地にある地方競馬場で行われてきた砂の祭典・JBCが初めてJRAの競馬場で開催されました。JRAで同じ日に同じ競馬場でG1級レースが3つも組まれるのは初めてのこと。京都競馬場で行われたこのダートの大レースを見るために多くのファンが駆け付けました。


メインの11Rは第18回JBCクラシック。
3番人気ケイティブレイブが優勝し、ダート重賞で実績をあげてきたこの馬がまたひとつ大きな栄誉を手にしました。

この馬は、好位につけて抜け出すのが過去の勝ちパターンでしたが、今回、鞍上の福永騎手は今までよりも後ろのポジションを取って追走。これはおそらく、もともと馬のスタートのスピードに任せて位置取りをしていたのが、今回もそのように乗ったものの前のペースが速かったために位置が自然と下がって中団になったのでしょう。前の馬のペースが遅ければ好位になり、テンから速い流れになれば後方の位置になるということ。

自分の馬がスタートを切ってある程度のところで折り合いをつけジッと抑える、そこまでの馬の動きを感覚として理解している、これはずっと騎乗している鞍上だからこそわかることで、ごくごく自然に、周りの流れに左右されることなくこの馬のペースやリズムで進められるようになります。

あとは1番人気サンライズソアが逃げたことも良い目標になったのだと思います。
その鞍上であるルメール騎手がクラシックの前のJBCスプリントで勝利し4週連続のG1級レースを達成し、日本人ジョッキーとして負けられない意地もあるでしょう、勝つためにはどう乗ったらよいかを考え抜いて騎乗した結果が優勝。素晴らしい騎乗でした。


2着はオメガパフューム
和田騎手がいつもどおり中団やや後ろの位置を取り、7枠14番の外側の枠だったこともあってか終始、外々を回る展開になりました。もちろん距離ロスがあることは承知の上。

競馬というのは距離が同じなら展開が似ているわけではなく、メンバーの脚質や馬場状態、ペースで展開が全く違ってきます。他の馬の走りやペースによって、いつレースが動き出すかわからないので、いざ自分が仕掛けたいと考えたときに前が壁になっていたり両脇を包まれるように塞がっていたら、大変困ります。

だからいつでも動けるよう、不利を受けないよう、和田騎手はあのポジションを常にキープしていたのではないでしょうか。逆に言えばロスを含めてもオメガパフュームなら大丈夫という信頼と、末脚に対する絶対的な自信があったということでしょう。

まだ3歳で戦歴も浅いのですが、このメンバーでこの走りができるのだから本物。これからのダート重賞でも欠かせない存在となりそうです。


3着に1番人気サンライズソア
好スタートからハナを主張し、平均ペースで気分良く馬を走らせていたのですが、3コーナー手前あたりから後続の馬に突っつかれてペースを乱されてしまった感じです。
ルメール騎手は“まだ(ペースを上げるのは)早いよ”と思ったでしょうね。

普段のレースでもこのような展開になると、逃げているジョッキーは実際にそう声を上げるケースがあります。2番手以下のジョッキー達は、易々と逃げ切られては困るので仕掛けていくわけで、逃げる立場としてもそれはわかっています。そこをどう対処するか、ジョッキーの腕や駆け引きが見られるところも競馬の面白さだと思います。



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