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オールカマー 4歳馬3頭で一番苦しい競馬になったのは…?


先週の中山日曜メインはG2レース、第64回産経賞オールカマー。

阪神で行われた神戸新聞杯では、今年の皐月賞馬エポカドーロとダービー馬ワグネリアンがともに出走し話題となりましたが、昨年の皐月賞馬とダービー馬が秋初戦として選び出走したこのオールカマーも、豪華な顔ぶれが揃いました。

前走ドバイシーマC4着から約6か月ぶりのレースとなるダービー馬レイデオロが1番人気となり、皐月賞馬アルアインは前々走G1大阪杯3着、前走の香港QE2世C5着からおよそ5カ月ぶりの実戦で3番人気。その2頭に割って入ってきた2番人気ダンビュライトは昨年の3冠レース全てで善戦した4歳馬で前走・宝塚記念5着と、最終的に上位人気を4歳馬3頭が占めるレースとなりました。


優勝はレイデオロ。
レースはスタート後に中団で待機、前半は1000M通過60.5秒の平均ペースで、あのポジションなら脚を温存しながらの追走が十分にできたでしょう。

後半は12.0秒を切るラップが続き、そのペースでいかに我慢できるかという、タフさが求められる持久力勝負の展開に。4コーナーで馬群が固まってきている中、レイデオロはその時まだ、進路を見つけられていない状態でした。
そんな中でも鞍上のルメール騎手は一度たりとも外へ出そうとの意思は見せず。たぶん、外を回ってしまったら届かないと考えていたのでしょう。

しかし直線に向いてからスペースを見つけると、たまった脚を一気に解放し最速の上がりであっという間に前を捕らえて2着馬をクビ差抑えてゴール。

進路がなかなか決まらなくても焦りを見せずに冷静な判断で騎乗したルメール騎手、そして期待どおりの力を出してくれるダービー馬レイデオロの貫録。さすがと思わせるレース内容・強さでした。半年ぶりのレースということで抱いていた不安などキレイさっぱり吹き飛ばし、次走への期待感だけを膨らませてくれました。


2着はアルアイン。
好スタートから2番手を楽々と追走し、折り合い良くリラックスムードで走れていました。
直線では早めに先頭に立った分、後ろの馬に目標とされてしまって苦しかったとは思いますが、この馬もやはりG1ホース、底力を見せてくれました。鞍上の北村友騎手もうまくエスコートできていました。


3着にダンビュライト。
この馬はスタートで立ち遅れて中団からのレース運びになりました。
内々をつくコース取りで馬群が壁になり、外へ出すタイミングも無く、もう少し内からでも捌けることができていれば上位2頭との差は無かったと思いますが、仕掛けどころから直線に向くまで、かなり窮屈なところに閉じ込められていて手も足も出ない状態。

3コーナーまでは後ろにいたレイデオロが直線に向いたときは自分よりも前にいて、そのレイデオロが通ったあとをついていって、どうにか進路が確保できたような感じでした。

狙ったところが全て壁になってしまい動くに動けない、武騎手にとっては何ひとつ思いどおりにいかない苦しいレース。上位2頭とは3馬身との差がついたものの、これは能力の差ではなくスタートでの踏み遅れによって全てがうまくいかなくなったものと思います。



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