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今年は特に酷暑の夏競馬


今年はゴールデンウイークが明けた頃から暑さが増し、美浦でも栗東でも5月末には早くも30℃近くまで上がり、6月の中旬以降には早くも真夏日が連続し、そして7月に入ってからは猛暑日の連続、まさに酷暑のとなっている。

以前にもお伝えした事があるが、こうなってくると元来が暑さに強いとは言えない「馬」にとっては辛く、やはり「夏負け気味かも…」という話を多く聞く様になった。
トレセンの厩舎自体は(新しく構築されている箇所は除き)一律ほぼ同じ造りだが、さすがに最近はどこの厩舎も暑さ対策を施してはいるものの、その設備に関しては厩舎によって結構違いがある。

クーラーを入れているところ、水の冷却装置を入れているところ、ミストを噴霧する設備を整えているところなど厩舎によって様々。昔のミストは馬の体や寝藁が濡れたりしていたのだが、今は噴霧器の性能が上がってミストの粒子がより細かくなって濡れたりはしない。この対策の差は、そのまま夏の成績に影響してくるのは当然、その厩舎の設備を知ることだけでも意外と馬券に直結するだろう。

「厩舎が余り涼しいと、競馬場に行ってから逆に暑くてバテでしまうのでは…?」とも思ってしまいそうだが、前述通り、基本的に暑さに強くは無い生き物なので、涼しい場所で過ごす時間が長いにこしたことは無い。実際、トレセンでバテてしまった馬も、クーラーのある診療所に入れれば一晩でケロッとするもの。ゆえに、今は馬運車もクーラー完備なため本当に暑いのは競馬場に付いてからの数時間だけ。余程暑さに弱い馬でなければ何とかなるだろう。

まあこの辺りの事は一般ファンにはなかなか判らないことだが、暑さに強い厩舎とそうではない厩舎、そして暑さに強い馬とそうでは無い馬、間違いなく成績は偏ってくると思うので、その厩舎の成績、馬の成績を、特に今年の様な猛暑が続くときは、近走成績を探ってみれば意外と判りやすく結果に出てくるのでは無いだろうか。
まだまだ続く夏競馬、見方を変えて馬券を買ってみるのも面白いと思う。


名前の出せない元JRA調教師

名前は出せないが父も調教師だった競馬一家。幼少期から身近に馬がいる環境で育ち、サークル内の表も裏も見てきた人物。現役当時、ココと決めたレースに向けた勝負仕上げには定評があり、若い調教師の兄貴分的な存在でもあった。今でも後輩調教師が教えを請いに訪れてくるという。昭和の時代の美浦トレセン開業当時も知る一人、「美浦で知らないことはない」という自他ともに認める美浦トレセンの生き証人でもある。現在もサークル内に非常に近い立場でその手腕を振るっており、現代競馬の事情や実情を、ある意味現役の調教師以上に知る人物でもある。



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