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寒波届く前のAJCC(GⅡ) 敵は後ろにありと見たミルコの好判断


美浦トレセンを中心に大小さまざまな規模の牧場が多く集まる茨城南部、僕が生活するこの地域も月曜日は4年ぶりの雪に見舞われ、翌日は雪かきなどの普段全く縁のない作業に追われました。

そして今週は最強寒波により連日夜中から朝方は厳しい冷え込み。屋内馬場のない牧場では、雪が降って水分を含んだ馬場はグチャグチャ、朝はそれが凍ってガチガチになり思うような調教ができない日もありますが、限られた設備・環境の中でそれぞれ馬のために頑張っています。

まだまだ厳しい寒さが続くとのこと、馬はもちろん人間もより一層の体調管理に努めたいところです。


さて先週日曜日はGⅡアメリカジョッキークラブカップ(AJCC)が行われました。
結果は優勝がダンビュライト、2着がミッキースワローの固い決着。ダンビュライトは昨年の3歳牡馬3冠レース全てに出走、好走した実績がありますが、今回が初めての重賞勝利となりました。

レースは、スタートからハナを主張したマイネルミラノが後続を離して逃げ、ダンビュライトはその2番手につけて追走。その2番手もポツンと1頭、そこから離れた3番手以下が集団を作って進む形になりました。

ペースはスローに近くダンビュライトにとっては流れ・ポジションともに絶好。しかし仕掛けどころの3コーナーあたりになっても今回初コンビを組んだ鞍上のM.デムーロ騎手は前を捕まえに行く構えをとらず、これは、おそらく逃げている馬はいずれ脚が止まると判断し、後ろから来る1番人気ミッキースワローを相手と決めて脚を温存する乗り方に徹したのでしょう。最後は2馬身差をつけての快勝、じつに冷静な騎乗でしたね。

2着ミッキースワローは中団よりやや後ろで待機。
切れ味が最大の特長であるため、折り合いに専念することを最優先に考えて動いた結果がこのポジションなのでしょう。当日は力が要る馬場だったこともありレースの上がり時計は36.0秒、これだけ渋い馬場だと、ミッキースワローのようなタイプは不利です。それでも直線で追い込む脚は圧巻で、2着までくるのだからさすが、底力があります。

大逃げで3着に粘った8番人気マイネルミラノ
スタートから手綱を押していき、ハナに立つと向正面からピッチを上げて後続馬を引き離す乗り方は、柴田大騎手ならではの豪胆さが見えて大変好ましく思いました。かなり馬場が味方した部分が大きいというか、馬場状態を味方につけるような騎乗を選択した彼の思い切りの良さが、好結果につながったのだと思います。


ゴールドアクターは中団でラクに追走しているように見えましたが他馬が動き出す時にはすでに手応えがなく見せ場もなし。まさかの11着に終わりましたが、この馬の力を考えると、こんな負け方をするはずがありません。身体的か精神的か、いずれにせよ、今後に向けて大きく心配が残りました。



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