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京成杯 馬の視野は果たして何度だと思いますか?


G3レース第58回京成杯が先週日曜日、中山競馬場で行われました。

今年のクラシックに向けて重要となる一戦で僕が注目したのは、やはりジェネラーレウーノとコズミックフォースです。

まず優勝馬ジェネラーレウーノについて。
前に馬がいないと気を抜く癖があるらしく、レースではチークピーシズを着用しました。

馬の視野がかなり広いことは知られていますが、その範囲はなんと350度、つまり真後ろ以外は見えることになります。
チークピーシズは馬の視野を狭め、よそ見を防止する作用があるので、より集中力を増した状態でレースに臨むことができます。

この効果を感じたのは直線の走りです。
2番手でレースを進めて直線に向き、先頭を捕らえてから追い出しを少し我慢させてからスパート。ここ数年とは異なり、ここで物見をして「ソラ」を使うことなく、ゴールまで真面目に走っていました。
走りに集中させ、馬の気持ちが切れないようにした騎乗が好結果につながりました。

また鞍上の田辺騎手を見ていると、かなり気を遣って乗っていたのがわかりました。
能力があり、かなり走る馬ですが、仕掛けどころ・抜け出すタイミングなど、ところどころ神経を遣わなければならない難しさがあります。しかし田辺騎手もすでに一流ジョッキーの一人、こういう癖のあるタイプも楽々と乗りこなせています。できれば次もその先もずっとコンビを組んで、ぜひとも大きなタイトルを手にしてほしいと思います。


2着のコズミックフォースは後方で流れに乗りつつ待機、ペースが少し遅かったことも味方しメンバー最速の上がりを叩き出しましたが、1/2馬身差届かず2着。

鞍上の戸崎騎手は、経験が浅い若馬ゆえ必要以上に無理をさせるのは禁物と考えたのか、馬のリズムや気持ちを一番に、とても大切に乗った結果が後方の位置取りだったのでしょう。
見せ場は十分、馬の能力を計るという点においても申し分のない内容だったので、次走もう少し前につけて競馬をさせたらどうなるのか。楽しみです。

3番人気ながら13着に大敗してしまったデルタバローズは、新馬戦勝利から約3カ月ぶり、2度目の競馬となる今回も前走同様に好位でレースを進めましたが直線では見どころもないままにズルズル後退。

レース前からテンションが高かったようなので、返し馬の時点で体力はかなり消耗していたのでしょう。競馬場に入ると馬は雰囲気を察し、仕上げた身体以上に精神がピークを迎えます。デルタバローズもイレ込みやすいタイプだとすれば、能力がどれほど高くてもレースで全力を出し切るのが難しくなりますが、まだ2戦しか経験がないため単に不慣れなだけとも思われ、これからレースに慣れたらガラッと変わってくるかもしれませんよ。この馬も忘れずに、次走チェックしておきたいですね。



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